こちらの記事は
2022年3月26日にアップロードされた動画と同内容になります
動画で視聴するかたはこちらから御覧ください
ロードバイクに乗っていると何らかのトラブルに見舞われることはあると思います。
そのトラブルの中で最も多いんじゃないかと思われるのはやはり「パンク」ですよね。
パンクをしたら近くに自転車屋さんがあればいいけどない場合も多いと思いますので、自分でパンクを修理したりとかチューブ交換をしたりとかそういうことになると思います。
サイクリングをしているときに仲間がやってくれることもあるとは思いますが、いつまでも頼ってばかりいられません。
一人でサイクリングに行くこともあるでしょうから、そんな時には自分で対処できないとまずいです。
例えば山奥でパンクしてしまって修理ができないと、想像しただけでゾっとするようなことになりますよね。
ということで本日はチューブ交換についてのお話です。
出来なきゃ乗っちゃダメ!?ロードバイクのチューブ交換
一人じゃなくても仲間がいらっしゃっても基本的にチューブ交換はできないといけませんのでぜひ習得をして、安心してサイクリングに行けるようになってほしいなと思います。
バイクには前と後ろがありますが、後ろの方が若干難しいので後ろ側の作業をお見せしていきたいと思います。
また、今回は外でサイクリング中に行う作業をイメージしておりますので、スタンドは使いません。
step.1 トップギアに入れる
まず行うべきことはリアディレイラー。
ギアが何枚もあるわけですがこれをトップギア、一番重いギアに入れます。
止まったままだとチェーンが動きませんので、車輪を浮かせてチェーンを重いギアにかけます。
これはリアディレイラーのテンションが一番かかっていない状態にしてあげる必要があるからですね。
step2.ブレーキを開放する
次に車輪を外していきます。
車輪を外す前にブレーキレバーの開放をしましょう。
今回使用している参考車体はシマノのリムブレーキがついているのですが、この後輪の根本あたりにレバーがついているのでこれを開きます。
することでブレーキが少し広がりますので、車輪が出しやすくなります。
また、皆さん忘れがちなのですがこのレバーは車輪を戻した後は必ず戻しましょう。
なおディスクブレーキの場合はこの過程は必要ありません。
step.3 ホイールを外す
ではいよいよ車輪を外していきましょう。
クイックレバーを開きますが、そのままだと落ちないような設計になっていますのでさらにもう少し手で緩めていきます。
左右それぞれ回しながら緩めていくのですが、この時すべて外してしまわないように注意してください。
少し緩んだら膝を使ったりとかしながら車輪を固定して持ち上げるんですが、持ち上げながらリアディレイラーを持って回しながやると車輪がストンと落ちてやりやすいです。
慣れてない方だと大変かもしれませんが、バイクを持ち上げながら車輪を外しそのまま外した車輪は立てかけるなどしておきましょう。
バイクはそのまま置いてしまうとクランクに傷がついてしまったり、リアディレイラーが当たって万が一にもディレイラーハンガーが曲がってしまうと大変ですので、逆さまにひっくり返して置いてあげると安定倒れにくくて良いと思います。
step.4 タイヤを外す
パンクしたと言ってもまだ空気が入っている場合がありますので、バルブを緩めて空気を抜いていきます。
バルブを緩めて空気が抜けたらバルブの根元にリムナットが付いている場合がありますので、これを外しましょう。
次にタイヤを外していきます。
タイヤは右側面と左側面があり右と左どちらでも良いので半分を外せば中からチューブが出せるので、すべてを外す必要はありません。
タイヤを半分外せたら次はタイヤレバーを使いひっかけながらビードをリムの内側から剥がしていく作業をしていきます。
この時バルブを傷つけてしまうことが時々ありますので、できればバルブのところは避けてください。
このタイヤレバーはだいたいスポークに引っ掛けられるようになっているので、うまく使いながら引き出してみましょう。
このときうまく使えないとビードが戻ってしまうので、ビードをが抜けたらタイヤレバーを引っ掛けるような形で止めるとやり易くなると思います。
ここで注意しなければならないのは、タイヤレバーで引き出すときに中のチューブを傷つけてしまうことがあることです。
修理をしたいのにチューブを傷つけてしまうと穴があいてしまうので、慣れないうちは力をあまり入れすぎないように優しく外してみてください。
ある程度外れたらあとは手で外れるようになるのでそのまま外していきましょう。
タイヤのパンクには原因が必ずあるのですが、異物が刺さってパンクしているという可能性も多いと思いますが、異物が残ったままチューブの交換をしてもまたパンクしてしまいます。
例えばガラスが刺さったとします、そのタイヤに刺さったままだと同じ箇所がまたあいてしまいますよね。
なのでチューブを交換した際、タイヤからチューブが抜かれた状態の時にぐるっとタイヤのチェックをすると良いと思います。
外側に刺さっていれば取り除けば良いですし、突き抜けてしまっていることもあるので外側をチェックするのと同時に内側も手で触ってあげたり目視で確認したりすることでパンクの原因を取り除くことができるので、必ず確認しましょう。
タイヤの内側を手で触るときに本当にガラスが刺さっていると手を怪我することがあるかもしれないので、そのあたりは注意しながら確認してみてください。
step.5 チューブ交換
チューブが抜けたら次に交換です。
タイヤを外した側がパカパカと開いてますので、そこから新しいチューブを入れていきましょう。
最初にバルブのところを入れてしまうと良いと思います。
リムの上にしっかりチューブを乗せるイメージでそこからタイヤに沿って入れていきましょう。
この時点でいくつか人によっていろいろとやり方があると思いますが、個人的には空気が全く入ってないとシワシワで入れにくいことがあるので少し空気を入れてあげると入れやすく感じます。
チューブの交換ができたらいよいよタイヤをはめ込んでいく作業になります。
タイヤはリムとの相性もあるのですが、場合によってはすごく硬いものがあります。
もちろん、簡単に取れてしまっては困るのでそういうものなのですが、慣れないうちは大変だと思うので練習してください。
タイヤをグっと押し上げてビードをリムに嵌めていくイメージですね。
最初のうちは当然片側が嵌っていないので柔らかく入りやすいんですけど、嵌め込んでいくにつれて少しずつ力がいるようになってきます。
先ほど少し空気を入れながらチューブを嵌めていましたが、空気を入れると噛み込みにくくなるという利点もあります。
すべて入れきったらチューブを噛み込んでないかどうか確認してから空気を入れていきます。
いきなりMAXに入れるよりは少しずつ空気を入れてみて、もう一度噛み込みなどを確認をしてあげながら徐々に空気圧をあげていく感じが良いかなと思います。
また、今回は大きなフロアポンプを使用しましたが、タイヤレバーと同じように携帯用のポンプは必ず持っていきましょう。
step.6 ホイールを戻す
空気が入りきったらバルブをしめ、ホイールを戻します。
この戻すときも慣れてないと少しコツがいりますが、ギアを所定の場所に入れるときにディレイラーを少し後ろにやりながら徐々に下げていくとうまく嵌まると思います。
リムブレーキのバイクはホイールがしっかり真ん中で停まっていなくても、例えばズレたりしていても固定できてしまいます。
なのでしっかり奥まで押し込みゆすって振動を与えながら、目視でもしっかり車輪が中心に嵌っているかどうかを確認した上でナットを締めてからクイックレバーを締めてください。
これが緩すぎるとガタが出てきたりしますので、しっかり手でおさえてしまっているのを確認してから走り出しましょう。
最後にブレーキレバーを戻せば作業は終了となります。
慣れが肝心
これですべての作業は完了しました。
慣れてくるとそんなに難しい作業ではないんですけど、やはり最初は戸惑う部分も多いかもしれません。
こういったものは何でもそうですが、何度か経験をしながらやっていくことで自分の身になると思いますので、やり方だけでも覚えておくと良いと思います。
今回、パンク修理ではなくチューブ交換にしたのはチューブ交換の方が簡単だからです。
作業工程の中で出てきたタイヤレバー、空気入れ、チューブはサイクリングをするうえで必ず持っておく必要がある道具ですが、穴の空いたチューブを修理するよりは交換してしまう方が圧倒的に楽で時間もかからない、なおかつ安心なので今回はチューブ交換の手順をお伝えいたしました。
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サイパラの自転車買取りの実績は、スポーツ自転車のタイプ別にもご覧いただけます。是非ともご覧ください。
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