こちらの記事は
2023年11月1日にアップロードされた動画の内容を再編集したものになります
動画で視聴するかたはこちらから御覧ください
突然ですが、その「グラベルロード」本当にあなたに必要ですか?
グラベルバイクというものの全体の共通イメージとしては、ドロップハンドルがついていて太いタイヤを装着することができるのでマルチに使える汎用性の高さがあるところかと思います。
僕自身、グラベルバイクが好きでそこからのめり込んでいった経緯もあります
ところが一方でライドの幅を広げたくて買ったが「思っていたのと違う」「これじゃない感」といってそのままバイクを売却してしまう方も多いです。
それはなぜなのでしょうか?
グラベルロードを検討している人へ
冒頭でお話したのはややネガテイブな表現に感じるかもしれませんが、けしてグラベルバイクを否定する内容ではございません。
友人が興味があるといえば乗る場所や楽しみ方を全力で伝えてそれがマッチすれば購入を勧めると思います
当店は自転車が好きで自転車が必要な方たちの売り買いをサポートするようなサービスを主な生業としているため、色々な方の自転車の売却シーンに立ち会います。
その中で最近増えてきたのがグラベルバイクの売却。
理由を聞いてみると思っていたのと違う、これじゃない感とそういった意見が多いです。
自転車が好きな一人としてやはりちょっと残念な気持ちになりますし、購入の前にこれじゃないなと気づくことができれば結果的に無駄となってしまった出費を抑えることができます。
それからもう次のバイクを買う意欲がわかない、と自転車をやめてしまう人を防ぐことができると思いますので、グラベルロードを検討している人にむけて、グラベルロードについて少し考えをお話していきたいと思います。。
そもそもグラベルロードバイクとは
一言にグラベルバイクと言っても幅がかなり広いです。
一見ロードバイクかと思うようなレーススタイルのものもあれば、サスペンションもついてドロッパーもついている、まるでマウンテンバイクのようなものもあります。
フレームに関しても他のジャンルと比べるとあまり最近は見かけなくなった昔ながらのクロモリを使うバイクも結構多かったりして、ジオメトリー、ギミック、価格の面でもとても幅広いです。
みなさんが持っているグラベルバイク全体の共通イメージとしてはドロップハンドルがついていてロードバイクのように見えるけれど、太いタイヤを装着することができるのでロードバイクでは行けないような道も走破できるというようなものではないでしょうか。
ロードからグラベルへ、これじゃない感
売ってしまった人はなぜこれじゃないと思ったのか?
これについて実際のお客様のエピソードを元にお話いたします。
何年もがっつりロードバイクに乗っている方が結構高いグラベルバイクを売りにこられました。
理由を聞いてみると「めちゃくちゃ遅くて乗っていて楽しくなかった」と。
ライドの幅を広げたくて買ったけど、結局休日はロードに乗ってしまうし、グラベルに乗るにしてもグラベルが楽しい場所へ行くまでが遠いし使い方が合わなかったという風にも言っています。
これを聞いてもしかしたらこういう人は潜在的に多いのではないかと感じました。
その方以外にも色々話を聞いてきましたが、結果的にこれじゃなかったという理由でグラベルバイクを売却した方に共通して言えるのは、「自転車の走らせ方に理想のイメージや考えがある人」です。
ただ乗るということが目的なのではなく、自転車に乗って何をしたいとかそういった考え方がある方が多いように思いました。
それははじめて買う初心者も何年もロードに乗ってるベテランも一緒です。
グラベルロードの良さとは
次に走らせ方についてなんですが、近年動画・SNS・ブログなどでよく見かけるグラベルバイクのいい点に舗装路でもマルチに使える汎用性の高さというのがよく出てきます。
それは間違いなくそうなのですが、グラベルバイクは舗装路の上ではネガティブのことのほうが結構多く舗装路の上でこんな風にも使えるよと言うのであればそもそもそれは「グラベルバイクじゃなくてもいいですよね」ということになります。
街の段差も楽に行ける、とか割れたアスファルトも気にならない、とかも散見しますが、そんなところは結局普通のロードバイクでいけてしまうんですよね。
そんなことで安易にグラベルバイクにしないほうがいいです。
舗装路の上ではロードバイクの方が快適で、特に距離を走りたい場合はよりそう思います。
グラベルバイクが本領発揮して本当に楽しいところは未舗装だったり砂利道や山道といった道でそうそうありません。
もちろん住んでいるエリアにもよりますが、輪行や車で行ったりと大抵の人はそこに行くだけで苦労するので走るまでが結構大変です。
もちろんそれがグラベルの楽しいところなんですが、しっかり乗れる人でもアスファルトに戻ってくると最終的にアスファルト最高、とこう言うんですよね。
しっかり走れて基礎的な体力のある人の方がグラベルバイクの魅力を引き出せると思っています。
グラベルバイクが持つその特有のスタイル、自由なファッションみたいなところもその基礎の上に成り立つのかなと思っています。
どんな人にグラベルはおすすめか
グラベルバイクに乗ることが目的の人、つまり乗ってあれこれしたいなではなく乗るということ、そして所有すること自体が目的の人ですね。
もちろんこういったバイクの乗り方には賛成です。
用途としてはグラベルバイクじゃなくても乗りたいから乗っている、見た目もカッコイイですし、鉄系のバイクなんかは服装も気にせずに気軽に乗れますし。
だから早いとか遅いとか思いとか軽いとか関係ない気にしない、これはもう自由に好みでいいと思います。
今回言っているのは、なんとなくマルチに使えそうだからグラベルバイクを購入しようとしている人にむけて、あなたのしたいことはグラベルバイクじゃないとできないんですか?っていうことを購入する前によく考えてほしいなということ。
せっかく買ったその自転車、グラベルバイクじゃないにしても無駄にならないように今回の記事が少しでも参考になればいいなと思っています。
というわけで購入したあとに後悔しないように、そういう人に届けばいいなと思います。
グラベルに変わる案は?
初心者にはエンデュランスなんかがいいんじゃないでしょうか。
ちょっとしたグラベルだったら普通のロードバイクでいけちゃうんですよね。
今はロードバイクもタイヤが太くなってきていますので、エンデュランスバイクは32とか35くらいはけるものが普通になってきています。
そういうバイクの方を選択するのもいいんじゃないかなと思います。
先ほど言ったようにグラベルバイクに乗りたくて乗っている人は参考にしなくていいですが、バイクに乗って何かしたい人にとっては結構重要なことだと思います。
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サイパラの自転車買取りの実績は、スポーツ自転車のタイプ別にもご覧いただけます。是非ともご覧ください。
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