『自転車パーツの中で、一番高く売れるパーツは?』
多くのパーツが集まって出来上がるのが自転車。まだ完成車メーカーがそんなに多くなく、今ほどグローバルに流通されていなかった時代には、専門的なスポーツバイクは専門ショップが組み上げるといった世界でした。その後、コンポーネントやグループセットという観念が生まれ、完組ホイールが当たり前になり、多くの完成車が台湾で生産されるようになると同時に、多くの専門パーツメーカーも生まれて来ました。サイクルパラダイスでは、これらパーツ類を一点からもお買取りしています。
そこで多くのご質問を頂くのが「パーツって何を売ったら一番高いんですか?」というような質問です。サイクルパラダイスのお客様のなかには、ご自身でパーツを乗せ変える方も多くいます。いつか使うだろうという思いで、取り替えて残ったパーツが気がつくと家のなかにどっさりといった事もしばしば。そして古いパーツを売って、新しいパーツを買いたいという方も多くいます。
家の中にどっさりあるパーツのなかで何を売ろうかな?そんなあなたに応えて、高く売れやすいパーツをご紹介。
コンポーネントのお買取り
コンポーネントという言葉はもともとシマノが提唱した用語です。多くの場合、変速関連、ブレーキ関連に関わるパーツを指します。ちなみに海外では、グループセットという言い方のほうが一般的です。これはカンパニョーロが提唱した事により広まりました。ではこの中で何が高く売れるのかを比べていきましょう。
まずは個別のパーツを比べる前に、大きな括りから比べていきます。なぜなら現在の世界にはコンポセットや、グループセットにあたるパーツを作り、大きく流通しているメーカーが3つあるからです。先ほどのシマノ、カンパニョーロ、そして新興メーカーのスラムです。
どのブランドにもグレードがあり、ロードバイクのパーツでわかりやすく言うと、フラッグシップモデルが存在します。この3つのメーカーでもっとも販売価格が高いのは、日本ではカンパニョーロになります。そしておのずとお買取りの価格も、このカンパニョーロが高くなります。それほどまでに価格差があるのが原因と言っていいでしょう。
ブランドごとの比較差については、そのブランドの歴史や、生産方法、ブランドイメージなど様々です。では、次に大きな要因はないかと言うと、グレードになります。前述のとおり、ロードバイクパーツで言えば、各社多くのラインナンップを出しています。どのメーカーも、ロードバイクパーツというカテゴリーのなかではグレードを付けて販売しています。まずは、買取の価格はシンプルにこのグレードによって大きく変わります。これは皆さん、想像が付く内容ですね。銅より銀、銀より金といった具合です。
そして各コンポーネントメーカーには、グレードの変化と共に、年式があります。シマノはこれを型番で表しています。現在のアルテグラで例えると、最新は6800系と表し、その前のモデルは6700、その前のモデルは6600となります。そう、グレードを1000番台で表し、年式を10番台で表しています。ここもわかりやすく、殆どのシマノの場合この型番の数字が上がれば、定価も上がり、お買取額もおのずと上がります。
一部例外はオールドパーツです。新品状態で大昔のコンポーネントが、箱入りでご査定をしますと、年代と状態にもよりますが、古い型番でありながら、当時の価格を上回るものも存在します。この骨董的とも言っていい価値でいうと、カンパニョーロには、そのブランドが持つ歴史や当時の評価、現在の希少性などにより、オールドパーツとして特別の価値が付くものも存在します。
次にご説明していくのがフレームです。もしかするとパーツジャンルで言えば、このフレームが一番高いでしょう。ですがフレームをパーツとして捉えるには、異論がありそうですが、お買取出来る自転車の商品としてのなかで、ご説明していきます。そういった意味では、自転車フレームには、現在のカーボンの進化などを含めて、恐るべき価格のものも存在し、おのずとお買い取り額も高価となります。これは皆さん容易に想像がつくでしょう。
近年、一般の方にも注目され、多くのお客様がカスタマイズするのがこのホイールとういうパーツです。自転車を自転車として機能させていると言ってもいいパーツなため、知らない方には驚きの価格のホイールセットが存在します。ときには本体ともいえるフレームの価格を有に超えるホイールも多く存在します。それだけにホイールは、様々なブランドがあり、様々なグレードがあり、毎年新しいホイールが発表されます。その昔、選手のなかには、スポンサーがありながら、他のメーカーのホイールを使う人も多くいたようです。おそらくフレームを除いた、パーツ単体では、このホイールが現在、最も高価なお買取になりやすいパーツと言っていいでしょう。
みなさん、そろそろ理解しはじめているかもしれませんが、自転車のパーツは、じつはかなり少ないのです。フレームを中心として、コンポーネント、ホイールと来ると、残りはサドル、シートポスト、ステム、ハンドル、ペダルと細かな部品を除けば、実はそんなに多くないのです。
やはり現在の多くの方が、カスタマイズするホイールは、パーツのなかでも比較的に高価です。ですが、単体でなくコンポーネントというセットになると、非常に高価になる側面もあります。実は現在の多くの完成車メーカーは、アッセンブルする車体に、安価なホイールを付けています。ミドルグレードの車体であっても、ホイールメーカーのエントリークラス以下のホイールを付けています。決して手を抜くつもりではないのですが、それほどホイールは高価といえるのです。それ故に、高額査定となりやすいのがホイールです。
その重要性に気づいたときに、ホイールを変えたいと思ったなら、是非、買い替えを検討して下さい。サイクルパラダイスでは多くのお客様からお買い替えの相談を頂いています。是非、一度ご相談ください。