【2017年01月20日更新】
ご売却の前に行って頂く事 ~書類について~
お買取ノウハウシリーズで、一般的にお品物をお売り頂く際や、自転車特有の「面倒に思える事」を書かせて頂いて、「面倒でない」事をお伝えしていきたいと思います。
第一回は、「ご用意頂く書類について」をご説明していきます。
これは、自転車買取のサイパラだけでなく、「必要」という部分では、他の会社様でも自転車同様になりますので、ご参考にしてください。
《目次》
1.必要な書類は何?
本人確認証
所有者証明書類
2.所有者証明書類が必要なのはなぜ?
3.書類はどうやって用意すれば良いの?
3.1「保証書」「販売証明書」
3.2「防犯登録の控え」
3.3「譲渡証明書」でも大丈夫?
4.「まとめ」
1.必要な書類は何?
結論から言えば、「本人確認証」と「所有者証明書類」の2点という事になります。
通常、お買取り(ご売却)に必要なのは、本人確認の取れるもの「免許証」「パスポート」などがあれば足りるのですが、権利関係や盗難防止の観点から、自転車(自動車やバイク、不動産はもっと複雑ですが)も、+αの書類が必要になっています。特に、近年は値段の高いスポーツ自転車が盗難にあうケースも数多く見られているため、自転車店としても対策をしっかり行い、未然に防げる部分については各会社ともに勢力的に実施を徹底しています。
1.1本人確認証って?
本人確認証とは、いわゆる免許証などの公的な証明書のことで、免許証、パスポート、社員証、学生証などになります。
これは、「古物営業法」に定められているもので、自転車をお買取りさせて頂く際に必ず必要になります。加えて、スポーツ自転車という大変高額なお品物をお取り扱いしております関係上、弊社独自の観点から「顔写真付きの確認書類」とさせて頂いております。お客様にはお手間をおかけしてしまいますが、徹底させて頂く事で、お乗りになられている自転車の盗難の防止に役立っているという点から、ご理解頂けますと大変光栄でございます。
マイナンバー記載の個人カードなどにつきましては、「番号自体を他人に見せてはいけない」という事から、本人確認書類としてはお受付できません。ご了承下さい。
1.2所有者証明書類
所有者証明書類は、自転車や自動車、バイクなどを売る時に必要な書類です。販売証明書、保証書、防犯登録の控え、領収書などになります。自転車は「自動車でいう所の車庫証明」のようなものが無いので、所有者証明が大切な役目を果たします。こちらは、自転車をお売りになる際の最初のお手間になってしまいますが、こちらが無い場合は、所有者証明同等の役割を果たしてくれる書類がないと、お買取をすることができません。
こちらは、古物営業法に定められているわけではなく、各自転車買取店舗が自主的に行っている事になります。弊社のサイクルパラダイスでも、その他、自転車買取店を運営されている会社様はほぼ全てが書類が必要となっております。
2.所有者証明書類が必要なのはなぜ?
所有者証明書類が必要なのは、「書類が無いと買わない」という事で、未然に防犯上の問題で盗難を防げるという部分が強くあげられます。そのほか、自転車を買取しているショップは整備後に販売も行っておりますので、次のオーナー様にご安心頂くという面でも所有者証明書類が必要になってきます。
3.書類はどうやって用意すれば良いの?
ご購入時の書類をお持ちであれば、大丈夫です。一式の中に各種証明書類も入っていると思います。
自転車の様に中に書類をしまっておくスペースがないお品物は、書類のようなものもまとめて違うスペースに置かれるケースがあり、「どこへ行ってしまったか」という事になるのかと思います。私も大概そのような側におります。
こちらでは、一見すると見つからない場合におきまして、書類をご用意頂くためのご案内をさせて頂きます。
3.1「保証書」「販売証明書」
販売証明書が見つからない場合は、ずばり「ご購入店舗」までお問合せして頂き、FAXなどをもらう事が可能かもしれません。車体番号、お客様のお名前などを合わせて確認できれば大丈夫です。
販売店舗様のご都合もあるため、少し時間がかかる場合がございますが、書類は保管してありますのでご連絡してみてください。
例えば、ブリヂストンならロビンフット手帳。TREKならGURANTEEなどです。スペシャライズドのお客様は最近オンライン書類になったため、別途ご案内をさせて頂いております。
3.2「防犯登録の控え」
防犯登録は、上記書類があってはじめて行える事なので、一緒に保管というケースが多いかもしれません。防犯登録は登録時の控えがあれば大丈夫です。ただし、最近12か月以内に防犯登録に限りましては、「販売証明書」または「保証書」又は「車体を購入された証明に準ずる書類」のいずれかの書類が必要となります。ご了承下さい。
3.3「譲渡証明書」でも大丈夫?
「譲渡証明書」というのは、個人売買の際にもある程度形式なく記述が可能な書類のため、誠に勝手ながら弊社サイクルパラダイスにおきましては「譲渡証明書」のみでのお買取りはおこなっておりません。
前オーナー様の所有又は、購入を証明する書類と合わせてご用意下さい
4.「まとめ」
いかがでしたか?
多くのお客様からのご依頼になるべくお応えしたいと考えるのは、自転車専門店では当たり前ですが、その一方で「場合によっては」ご面倒ないくつかの手順をお願いしてしまっているのも事実で、この理由は「盗難防止」という観点からとなります。もちろん、ご依頼頂いていらっしゃるお客様を疑うという類のものではございません。
全業界の方が、この書類や防犯対策問題にそれぞれの立場で真摯に向き合い、実行することが重要であり、そのようにさせて頂いております。
もし書類がなかった場合でも、お気軽にご連絡ください。査定は無料ですし、所有証明につきまして個別にご案内を行う事ができます。